庭木の剪定のコツ
庭木の枝を何年も剪定せずに放置しておくと、同じだけ根も伸びてしまいます。一度根が伸びてしまうといくら枝を切り込んでも、樹木は根とのバランスを保とうとして勢い良く枝を伸ばします。枝と一緒に根も切ればいいのですが、園芸の鉢植えと違い、地面に伸ばした樹木の根を切ることはたいへんでそれなりにコストもかかります。ですから、それぞれの樹木の性質を考慮に入れながら、マメにお手入れするのが庭木の剪定のコツです。
とはいえお庭の樹々は様々な性質を持っています。何の知識や経験もなしに剪定すると、姿形が不格好になったり、花や実がつかなかったり、悪ければ枯れてしまったりと取り返しのつかないこともあります。
私たちは知識と経験からくる知恵を生かし、様々な種類の樹々の性質にあわせ、季節やお客様のご希望に応じて剪定することができます。例えば、花を咲かせるには今は刈り込みを行うべきではない場合、次のようなご提案をさしあげます。
ケースA:とにかく花を楽しみたい場合。
ケースB:なるべく樹を大きくしたくなく、花も咲かなくても良い場合。
ケースC:大きくしたくもないが、花も楽しみたい場合。
ケースAの場合は花が咲き終わった後に剪定をお薦めします。
ケースBの場合は樹の成長にお家の方のお手入れがなかなか追いつかず、とにかく形をとどめたいという場合が多いです。それでも樹というのは緑を楽しむことができますし、花芽を関係なしに適度なサイズにしてしまいます。ただし、季節やその植物の強さに応じて刈り込み加減を調整しなければなりません。種類によってある程度はどう加減すればよいか特定できますが(知識)、人間がひとりひとり違うように同じ種類でも個性や環境の影響があるので、直にその植物に接して感じないとわからないこともままあります(経験)。
ケースCの場合は、伸びすぎた花芽のない徒長枝とよばれる枝を中心に剪定してあげたり、かなり加減をして刈り込みを行います。場合に応じて透かし剪定という方法を行います。これも花芽がどこにつくかということを把握していないといけません。大きくしていきたい場合は別ですが、できれば花後の剪定もお薦めします。
上記の話はほんの一例ですが、そもそも花がなくても落葉樹か常緑樹か、日当たりが好きな樹かそうでないかといっただけで季節によって剪定の加減が変わります。また、同じ樹でも刈り込みものか自然樹形かで剪定の加減が変わるものです。
正しい剪定をプロが行い、姿を美しくすることで癒しの効果を保ち、風通しをよくすることで害虫や病気の発生を少なくし、住む人の心身を健康にすることができます。
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