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このお庭は、まわりに有名な料理屋が点在する京都の富小路通りという路沿いにある町家の通り庭です。ご商売をしておられるわけではなく、通常に生活しておられれます。こちらには京町家の保存研究の活動をしておられる大学などの研究者も訪れると聞きます。このお庭には、今はもう通常は流通していない鴨真黒という鴨川の黒石が贅沢に使用されています(加茂七石の八瀬真黒のこと)。現在一般的に流通している黒石は寒色系の黒です。写真ではわかりにくいですが、この黒石は暖色系に感じます。打ち水をするとそれがよくわかります。
アプローチである敷石は、まるで現代絵画のような構成で、二つとない飽きのこないデザインになっています。この鴨真黒のアイバを直線と構成し合わせるのは非常に手間と時間がかかります。アイバとは簡単に言うと隣り合う石と石とのカタチの相性のこと。しかもそれは部分だけではなく全体のバランスを見極めて決めていかなければなりません。いわゆる「木を見て森を見ず」では良いものはできないということかもしれません。
植繁は伝統的な町家の坪庭の維持管理、修復、新規施工を行っています。 お気軽にお問い合わせ下さい。 |